【真面目版】ビットとバイト ― データの「大きさ」をはかる単位のはなし

目次

はじめに

幽灯子/基本情報技術者副専門官

私たちは毎日、スマホで写真を撮り、動画を観て、メッセージを送っています。そのたびに「データ」がやり取りされていますが、そのデータの大きさはどうやって測るのでしょうか?

この記事では、データの最も基本的な単位である「ビット」と「バイト」についてやさしく解説します。


ビット(bit)― データの最小単位

幽灯子/基本情報技術者副専門官

コンピュータの世界では、すべての情報が 01 の2つの数字だけで表されています。この「0か1か」という1つの情報が 1ビット(1 bit) です。

たとえるなら、電気のスイッチ1個分。「ON(1)」か「OFF(0)」か、それだけの情報量です。たった1ビットでは「はい/いいえ」程度のことしか表現できません。

バイト(byte)― ビットが8つ集まったもの

幽灯子/基本情報技術者副専門官

ビット1つだけでは表せる情報が少なすぎるので、8つまとめた単位が用意されています。それが 1バイト(1 byte) です。

1バイト = 8ビット

1バイトあると、0〜255までの256通りの情報を表すことができます。アルファベット1文字や数字1つは、おおよそ1バイトで表現できます。日本語のひらがなや漢字はもう少し多く、1文字あたり2〜4バイト程度が必要です。

もっと大きな単位

幽灯子/基本情報技術者副専門官

写真や動画になると、バイトだけでは数字が大きくなりすぎます。そこで、日常生活の「キロ」「メガ」などと同じように、大きな単位が使われます。

単位読み方大きさの目安
1 KB(キロバイト)約1,000バイトメール1通の本文くらい
1 MB(メガバイト)約100万バイトスマホの写真1枚くらい
1 GB(ギガバイト)約10億バイト映画1本(低画質)くらい
1 TB(テラバイト)約1兆バイト外付けHDDでよく見るサイズ

それぞれ、前の単位のおよそ 1,000倍程度 になっていると覚えればOKです。

(厳密には1,024倍ですが、日常的には1,000倍で考えると便利です)

「ビット」と「バイト」の使い分け

幽灯子/基本情報技術者副専門官

日常で目にする場面は、おもに次のように分かれています。

バイト(B)が使われる場面 ― ファイルの大きさやストレージの容量を表すとき。「この写真は5MBです」「スマホの容量は128GBです」といった使い方です。

ビット(b)が使われる場面 ― 通信速度を表すとき。「光回線は1Gbps(ギガビット毎秒)」のように使います。bps は「bits per second(1秒あたりのビット数)」の略です。

ここでよくある混乱が、大文字の B はバイト、小文字の b はビット を意味するという点です。たとえば「100Mbps」の回線でファイルをダウンロードすると、1秒あたりに届くデータ量は約12.5MB(100÷8=12.5)になります。通信速度の数字がそのままファイルサイズの数字にならないのは、この単位の違いが理由です。

まとめ

  • ビット(bit) はデータの最小単位。0か1かの1つの情報。
  • バイト(byte) はビット8つ分。文字1つ程度の情報量。
  • ファイルサイズは バイト(B)、通信速度は ビット(b) で表されることが多い。
  • 「B」と「b」を混同しないことが、データ量を正しく理解するコツ。
幽灯子/基本情報技術者副専門官

スマホの料金プランを選ぶとき、パソコンを買うとき、Wi-Fiルーターを比べるとき。ビットとバイトの違いを知っておくだけで、数字の意味がぐっとわかりやすくなるはずです。

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この記事を書いた人

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