【真面目版】論理演算とは?初心者向けにAND・OR・NOTをやさしく解説

目次

はじめに

幽灯子/基本情報技術者副専門官

スマホ、パソコン、エアコン、電子レンジ……私たちの身の回りにある電子機器は、すべて「論理演算」という仕組みで動いています。難しそうに聞こえますが、実はとてもシンプルな考え方です。

この記事では、専門知識ゼロの方でもわかるように、論理演算の基本をやさしく解説します。


そもそも「論理演算」とは?

幽灯子/基本情報技術者副専門官

論理演算とは、「はい(YES/1)」か「いいえ(NO/0)」の2つだけを使って答えを出す計算のことです。

私たちが普段使う計算は「1 + 2 = 3」のように数字を足したり引いたりしますよね。論理演算では、数字の代わりに 「1(オン/真)」と「0(オフ/偽)」 だけを使います。

コンピュータの中身は、何十億個もの超小型スイッチ(トランジスタ)でできています。スイッチには「オン」と「オフ」の2つの状態しかありません。だからこそ、この「1か0か」の世界がコンピュータの言語になっているのです。

基本の3つの演算を覚えよう

幽灯子/基本情報技術者副専門官

論理演算にはいくつか種類がありますが、まずは基本となる AND・OR・NOT の3つを押さえましょう。日常のたとえ話で説明します。


1. AND(アンド)── 「どっちも YES なら YES」

AND は「両方の条件が揃ったときだけ OK」という演算です。

日常のたとえ:遊園地の乗り物

ジェットコースターに乗るには「身長130cm以上」かつ「チケットを持っている」の両方が必要です。どちらか一方でも欠けていたら乗れません。

身長130cm以上?チケットあり?乗れる?
YES (1)YES (1)YES (1)
YES (1)NO (0)NO (0)
NO (0)YES (1)NO (0)
NO (0)NO (0)NO (0)

ポイントは「全部 YES のときだけ YES」になることです。


2. OR(オア)── 「どっちか YES なら YES」

OR は「どちらか片方でも条件を満たせば OK」という演算です。

日常のたとえ:映画のチケット割引

映画館で「学生証を持っている」または「65歳以上である」のどちらかに当てはまれば割引が受けられます。もちろん両方に当てはまっても OK です。

学生?65歳以上?割引?
YES (1)YES (1)YES (1)
YES (1)NO (0)YES (1)
NO (0)YES (1)YES (1)
NO (0)NO (0)NO (0)

ポイントは「全部 NO のときだけ NO」になることです。AND とは真逆ですね。


3. NOT(ノット)── 「ひっくり返す」

NOT は一番シンプルで、答えを反転させるだけの演算です。

日常のたとえ:部屋の電気スイッチ

電気がついている(YES)なら、スイッチを押すと消える(NO)。消えている(NO)なら、押すとつく(YES)。

入力出力
YES (1)NO (0)
NO (0)YES (1)

NOT は、1つの値を正反対にひっくり返すだけです。

もう少しステップアップ:組み合わせの演算

幽灯子/基本情報技術者副専門官

基本の3つを組み合わせると、さらに便利な演算が生まれます。


XOR(エックスオア)── 「どっちか片方だけ YES なら YES」

OR と似ていますが、「両方 YES」のときは NO になるのがポイントです。

日常のたとえ:じゃんけんの「あいこ」判定

2人が「同じ手を出した」→ あいこ(NO)。「違う手を出した」→ 勝負あり(YES)。つまり「違っているかどうか」を判定するのが XOR です。

ABXOR の結果
110
101
011
000

NAND(ナンド)── AND の結果をひっくり返す

NAND は AND + NOT です。AND の結果を NOT で反転します。つまり「両方 YES のときだけ NO」になります。実は、コンピュータの回路は NAND だけで全ての論理演算を作れることが知られており、非常に重要な演算です。


NOR(ノア)── OR の結果をひっくり返す

NOR は OR + NOT です。OR の結果を NOT で反転します。つまり「両方 NO のときだけ YES」になります。

論理演算は身近なところで大活躍

幽灯子/基本情報技術者副専門官

「こんなの何の役に立つの?」と思うかもしれませんが、論理演算は私たちの日常に深く関わっています。

スマホのロック解除を考えてみましょう。「正しいパスワードを入力した(YES)」AND「登録された端末である(YES)」→ ロック解除(YES)。これはまさに AND 演算です。

検索エンジンも論理演算を使っています。「猫 AND 動画」で検索すれば、「猫」と「動画」の両方を含むページだけが表示されます。「猫 OR 犬」なら、どちらかを含むページが全部出てきます。

ゲームでも使われています。「ジャンプボタンを押した(YES)」AND「地面に立っている(YES)」→ ジャンプする(YES)。空中でボタンを押しても二段ジャンプしないのは、この AND のおかげです。

まとめ

論理演算は、「YES か NO か」というシンプルなルールの組み合わせです。たった3つの基本(AND・OR・NOT)を組み合わせるだけで、コンピュータは複雑な処理をこなしています。

演算ひとことで言うと
AND全部 YES → YES
ORどれか YES → YES
NOTYES と NO をひっくり返す
XOR違うとき → YES
NANDAND の逆
NOROR の逆
幽灯子/基本情報技術者副専門官

次にスマホを使うとき、「今まさに何十億回もの論理演算が行われているんだな」と想像してみてください。0と1の小さな判断の積み重ねが、私たちの便利な生活を支えています。

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この記事を書いた人

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調べものと学ぶことが止められなくなり、現在は以下の4ブログを運営中:
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目標資格:情報処理安全確保支援士(学ぶこと多すぎて道のりは遠いですが、毎日コツコツ進めています…泣)

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