【真面目版】コンパイラとインタプリタの違いは?開発ツールを料理に例えて解説

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目次

はじめに

幽灯子/基本情報技術者副専門官

プログラムを作るとき、エンジニアは様々な「道具(ツール)」を使います。基本情報技術者試験では、これらの開発ツールについてよく問われます。この記事では、料理やものづくりに例えながら、誰でもわかるようにやさしく解説します。


そもそも「開発ツール」って何?

幽灯子/基本情報技術者副専門官

プログラムは人間が読める言葉(プログラミング言語)で書かれますが、コンピュータはそのままでは理解できません。人間の言葉をコンピュータが理解できる形に変換したり、間違いを見つけたりする道具が「開発ツール」です。

料理に例えると、レシピ(プログラム)を実際の料理(動くソフトウェア)にするための調理器具のようなものです。


試験に出る主要な開発ツール

1. コンパイラ — 「翻訳者」

ひとことで言うと: プログラム全体を一気にコンピュータ語に翻訳する道具

人間が書いたプログラム(ソースコード)を、コンピュータが理解できる機械語にまとめて変換します。

たとえるなら、外国語の本を丸ごと一冊翻訳してから出版する翻訳者です。翻訳に時間はかかりますが、一度翻訳してしまえば何度でもすぐに読めます。

  • メリット: 実行速度が速い(翻訳済みなのですぐ動く)
  • デメリット: 翻訳(コンパイル)に時間がかかる
  • 代表的な言語: C言語、Java、Go

2. インタプリタ — 「同時通訳者」

ひとことで言うと: プログラムを1行ずつその場で翻訳しながら実行する道具

コンパイラと違い、プログラムを1行ずつ読んで、その場で翻訳して実行します。

たとえるなら、外国人のスピーチをリアルタイムで通訳する同時通訳者です。すぐに通訳が始まりますが、毎回通訳が必要なので全体としては時間がかかります。

  • メリット: すぐに実行できる、エラーの場所がわかりやすい
  • デメリット: 実行速度が遅い(毎回翻訳するため)
  • 代表的な言語: Python、Ruby、JavaScript

試験のポイント!
「コンパイラ」と「インタプリタ」の違いは頻出です。一括翻訳 vs 逐次翻訳と覚えましょう。

3. アセンブラ — 「専門翻訳者」

ひとことで言うと: アセンブリ言語という低レベル言語を機械語に変換する道具

アセンブリ言語は、機械語に非常に近い言語です。アセンブラはこのアセンブリ言語を機械語に変換します。

たとえるなら、方言を標準語に直す専門家のようなもの。もともと近い言葉なので、変換はシンプルです。

4. リンカ(リンケージエディタ) — 「組み立て係」

ひとことで言うと: バラバラに翻訳されたプログラムの部品をひとつにまとめる道具

大きなプログラムは、複数のファイルに分けて作られます。リンカは、それぞれ別々にコンパイルされた部品(オブジェクトファイル)をひとつの実行ファイルにまとめます

たとえるなら、工場で別々に作られたエンジン・タイヤ・ボディを一台の車に組み立てる工程です。

5. ローダ — 「配達係」

ひとことで言うと: 完成したプログラムをメモリに読み込んで実行可能にする道具

リンカで完成した実行ファイルを、コンピュータのメモリ上に配置して、実際に動かせる状態にします。

たとえるなら、完成した料理をテーブルに運ぶウェイターです。料理ができても、テーブルに届かなければ食べられません。

6. デバッガ — 「バグ探偵」

ひとことで言うと: プログラムの間違い(バグ)を見つけて修正するための道具

プログラムが思った通りに動かないとき、どこに問題があるかを調べるためのツールです。プログラムを途中で止めたり、変数の中身を確認したりできます。

たとえるなら、料理の味見をして「塩が足りない」「火が強すぎた」と原因を突き止める味見係です。

  • ブレークポイント: 「ここで一旦止めて」という目印を設定する機能
  • ステップ実行: 1行ずつゆっくり実行して動きを確認する機能
  • ウォッチ: 特定の変数の値を監視する機能

7. ジェネレータ — 「自動調理マシン」

ひとことで言うと: パラメータ(条件)を指定するだけで、自動的にプログラムを生成する道具

プログラムを一から書かなくても、「こういう条件で」と指示するだけで自動的にプログラムを作ってくれます。

たとえるなら、材料と好みを入力すると自動でレシピと料理を作ってくれる自動調理マシンです。

8. トレーサ — 「行動記録係」

ひとことで言うと: プログラムの実行過程を記録・追跡する道具

プログラムがどの順番で動いたか、各ステップでどんな値になっていたかを**記録(トレース)**します。

たとえるなら、料理の全工程をビデオカメラで撮影する係です。あとから振り返って「ここで手順を間違えた」と確認できます。


プログラムができるまでの流れ

幽灯子/基本情報技術者副専門官

開発ツールの関係を、プログラムが完成するまでの流れで整理しましょう。

① ソースコードを書く(人間が書く)
    ↓
② コンパイラ/インタプリタで翻訳する
    ↓
③ リンカで部品をまとめる
    ↓
④ ローダでメモリに読み込む
    ↓
⑤ プログラム実行!

※ 途中でエラーがあれば → デバッガ・トレーサで原因調査

試験対策:よく出る比較ポイント

比較項目コンパイラインタプリタ
翻訳の単位プログラム全体を一括1行(1命令)ずつ
実行速度速い遅い
開発中の使いやすさエラー修正にやや手間エラーをすぐ発見できる
翻訳結果の保存保存される(再利用可能)保存されない(毎回翻訳)

まとめ

ツール名ひとことまとめたとえ
コンパイラ全体を一気に翻訳本の翻訳者
インタプリタ1行ずつ翻訳して実行同時通訳者
アセンブラアセンブリ言語→機械語方言→標準語の変換
リンカ部品をひとつにまとめる車の組み立て
ローダメモリに読み込む料理を運ぶウェイター
デバッガバグを見つけて直す味見係・探偵
ジェネレータ条件指定で自動生成自動調理マシン
トレーサ実行過程を記録ビデオ撮影係
幽灯子/基本情報技術者副専門官

これらの開発ツールは、試験では「どのツールがどの役割を持つか」を問う問題として出題されます。それぞれのたとえをイメージしながら覚えると、本番でもスムーズに解答できるはずです。

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この記事を書いた人

ITTIのアバター ITTI 運営長

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調べものと学ぶことが止められなくなり、現在は以下の4ブログを運営中:
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目標資格:情報処理安全確保支援士(学ぶこと多すぎて道のりは遠いですが、毎日コツコツ進めています…泣)

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