【2026年最新版】携帯端末・無線LANのセキュリティ対策とは?初心者にもわかりやすく解説

目次

はじめに

墨蘭/情報セキュリティマネジメント副専門官

スマートフォンやタブレット、そしてWi-Fi(無線LAN)は、今や私たちの生活に欠かせないものになりました。買い物、銀行振込、SNS、仕事の資料確認まで、すべてがスマホ一台でできる便利な時代です。

しかし、その便利さの裏には「危険」も潜んでいます。適切なセキュリティ対策をしていないと、知らないうちに個人情報が盗まれたり、お金を不正に引き出されたりする被害に遭う可能性があるのです。

この記事では、「携帯端末・無線LANのセキュリティ対策」とは何か、なぜ必要なのか、そして具体的に何をすればいいのかを、専門用語をなるべく使わずにやさしく解説します。


そもそも「セキュリティ対策」って何?

墨蘭/情報セキュリティマネジメント副専門官

セキュリティ対策とは、簡単に言うと 「悪い人から自分のデータや機器を守るための工夫」 のことです。

家に例えると、玄関に鍵をかける、防犯カメラをつける、見知らぬ人には家の鍵を渡さない。これらはすべて「セキュリティ対策」です。同じように、スマホやWi-Fiにも「鍵」をかけて、悪意のある人が侵入できないようにする必要があります。


携帯端末(スマートフォン・タブレット)のセキュリティ対策

なぜスマホのセキュリティが重要なのか

現代のスマートフォンには、驚くほど多くの個人情報が入っています。

  • 電話帳に登録した友人や家族の連絡先
  • LINEやメールのやり取りの履歴
  • 銀行アプリや決済アプリの情報
  • クレジットカード番号
  • 大切な写真や動画
  • 位置情報(どこにいるかの記録)

もしスマホが悪い人の手に渡ったり、ウイルスに感染したりすると、これらすべてが危険にさらされます。2025年の調査でも、スマホを狙った詐欺や不正アクセスの被害は年々増加しています。

具体的なセキュリティ対策

1. 画面ロックを必ず設定する

スマホを開くとき、何も設定していないとそのまま使えてしまいます。これは「鍵をかけていない玄関」と同じです。

おすすめの設定方法:

  • PINコード(4〜6桁の数字)
  • パスワード(英数字の組み合わせ)
  • 指紋認証
  • 顔認証

特に指紋認証や顔認証は、簡単で安全性も高いのでおすすめです。

2. OSとアプリを最新の状態に保つ

iPhoneやAndroidのOS(基本ソフト)は、定期的にアップデート(更新)が配信されます。これは新しい機能を追加するだけでなく、発見されたセキュリティの穴(脆弱性)を塞ぐ という重要な役割があります。

3. アプリは公式ストアからだけダウンロードする

iPhoneなら「App Store」、Androidなら「Google Play ストア」。これらの公式ストアでは、アプリが安全かどうかの審査が行われています。

怪しいウェブサイトからアプリをダウンロードすると、ウイルス(マルウェア)が仕込まれている可能性があります。面倒でも、公式ストア以外からのダウンロードは避けましょう。

4. 紛失・盗難対策機能をオンにする

スマホをなくしたとき、遠隔操作で探したり、データを消したりできる機能があります。

  • iPhone: 「探す」機能
  • Android: 「デバイスを探す」機能

これらを有効にしておけば、万が一のときも被害を最小限に抑えられます。

5. 不審なメッセージやリンクに注意する

「あなたのアカウントが不正利用されています」「今すぐ確認してください」。こんなメッセージが届いたことはありませんか?

これは「フィッシング詐欺」と呼ばれる手口で、偽のサイトに誘導してパスワードやクレジットカード番号を盗もうとするものです。

見分け方のポイント:

  • 送信元のアドレスが怪しい(よく見ると公式とは違う)
  • 日本語がおかしい
  • 「今すぐ」「急いで」など、焦らせる表現が多い
  • 身に覚えのない内容

少しでも怪しいと思ったら、リンクはクリックせず、公式サイトやアプリから直接確認しましょう。


無線LAN(Wi-Fi)のセキュリティ対策

Wi-Fiって実は危険?

Wi-Fiは電波を使ってインターネットに接続する技術です。ケーブルがいらないので便利ですが、電波は目に見えない という特性上、注意が必要です。

総務省の調査によると、適切なセキュリティ設定をしていないWi-Fiが増加しているとのこと。市販のアンテナを使えば、なんと300メートル以上離れた場所からでも通信内容を傍受できてしまう場合があるのです。

Wi-Fiに潜むリスク

  1. 通信内容の盗聴: セキュリティが甘いと、メールの内容やパスワードが見られてしまう
  2. 不正侵入: 他人が勝手にあなたのWi-Fiを使う(犯罪に悪用される恐れも)
  3. 偽のWi-Fiスポット: カフェなどで本物に似せた偽Wi-Fiを設置し、接続した人の情報を盗む

自宅Wi-Fiのセキュリティ対策

1. 暗号化方式は「WPA3」または「WPA2」を選ぶ

Wi-Fiには、通信を暗号化(読み取れないようにする)する方式がいくつかあります。2026年現在、最も安全なのはWPA3です。お使いのルーターが対応していない場合は、少なくともWPA2(AES) を選びましょう。

古い方式の「WEP」や「WPA(TKIP)」は、技術的な欠陥が見つかっており、簡単に解読されてしまいます。これらの方式を使っている場合は、すぐに変更することをおすすめします。

2. パスワードは推測されにくいものにする

Wi-Fiのパスワードに「12345678」や「password」を使っていませんか?これでは鍵をかけていないのと同じです。

良いパスワードの例:

  • 12文字以上
  • 英大文字・小文字・数字・記号を混ぜる
  • 意味のある単語を避ける

3. ルーターの初期設定を変更する

Wi-Fiルーターには、購入時に設定されている「初期パスワード」があります。これはメーカーごとに共通していることが多く、悪意のある人には簡単に推測されてしまいます。

購入したら、必ず以下を変更しましょう:

  • Wi-Fiのネットワーク名(SSID)
  • Wi-Fiのパスワード
  • ルーターの管理画面にログインするためのパスワード

4. ファームウェアを最新に保つ

ルーターの中にある基本ソフト(ファームウェア)も、スマホのOSと同じようにアップデートが必要です。古いまま放置すると、発見されたセキュリティホールから侵入される危険があります。

最近のルーターには自動アップデート機能がついているものも多いので、有効にしておくと安心です。

5. 古いルーターは買い替えを検討する

Wi-Fiルーターにも「サポート期限」があります。メーカーのサポートが終了した機器は、セキュリティアップデートが提供されなくなり、危険な状態のまま使い続けることになります。

外出先でのWi-Fi利用の注意点

墨蘭/情報セキュリティマネジメント副専門官

カフェやホテル、空港などで使える「公衆Wi-Fi」は便利ですが、リスクもあります。

やってはいけないこと

  • 銀行アプリやオンラインショッピングなど、重要な情報を扱う操作
  • パスワードの入力が必要なサービスへのログイン

安全に使うためのポイント

  • 鍵マーク(暗号化されている証)がついているWi-Fiを選ぶ
  • 提供元がはっきりわかるWi-Fiだけを使う
  • 不安な場合は、携帯電話回線(4G/5G)を使う
  • VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用する

総務省が提供する「Japan Wi-Fi auto-connect」のような公式の接続アプリを使うと、偽のWi-Fiに接続するリスクを減らせます。


2026年の最新動向:知っておきたいこと

量子コンピューター時代への備え

少し先の話になりますが、「量子コンピューター」という超高速のコンピューターが実用化されると、現在の暗号技術が解読されてしまう可能性があります。

これに対応するため、「耐量子暗号」と呼ばれる新しい技術の導入が始まっています。楽天モバイルなど一部の通信事業者では、すでに法人向けサービスで耐量子暗号技術を提供開始しており、2026年後半には一般向けにも広がる見込みです。

AIを活用したセキュリティ対策

最近のセキュリティアプリでは、AI(人工知能)を使って未知のウイルスを検出する機能が搭載されるようになっています。従来の方式では「知っているウイルス」しか見つけられませんでしたが、AIなら怪しい動きをするプログラムを自動で発見できるようになりました。


まとめ:今日からできる5つのこと

セキュリティ対策と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、基本的なことをやるだけでも大きく変わります。

  1. スマホに画面ロックを設定する(まだの人は今すぐ!)
  2. OSとアプリを最新の状態に保つ(自動アップデートをオン)
  3. Wi-Fiの暗号化方式を確認する(WPA2またはWPA3になっているか)
  4. ルーターのパスワードを変更する(初期設定のままは危険)
  5. 怪しいメールやリンクはクリックしない(迷ったら公式サイトで確認)
墨蘭/情報セキュリティマネジメント副専門官

デジタル機器を安心・安全に使うために、ぜひ今日からセキュリティ対策を始めてみてください。わからないことがあれば、総務省の「無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用」ページや、IPA(情報処理推進機構)のウェブサイトも参考になります。

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この記事を書いた人

ITTIのアバター ITTI 運営長

ITTI運営長
調べものと学ぶことが止められなくなり、現在は以下の4ブログを運営中:
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目標資格:情報処理安全確保支援士(学ぶこと多すぎて道のりは遠いですが、毎日コツコツ進めています…泣)

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