はじめに
青梢 サーバー次長IT業界で「DBサーバー」という言葉をよく耳にしますが、実際にはどんなものなのでしょうか?この記事では、専門知識がなくても理解できるよう、身近な例を使って解説します。
DBサーバーとは?



DBは「Database(データベース)」の略で、DBサーバーとは「データを保管・管理するための専用コンピューター」のことです。
身近な例で考えてみよう
図書館をイメージしてください。
- 本 → データ(情報)
- 本棚 → データベース
- 図書館の建物全体と司書さん → DBサーバー
図書館では、司書さんが本を整理し、利用者が「この本ありますか?」と聞けばすぐに探してくれますよね。DBサーバーも同じように、大量のデータを整理して保管し、必要なときにすぐ取り出せるようにしてくれる存在です。
インフラエンジニアにとってのDBサーバー



インフラエンジニアとは、ITシステムの「土台」を作る人たちです。建物でいえば、基礎工事や電気・水道の配管を担当する職人さんのような存在です。
インフラエンジニアがDBサーバーで行う仕事
インフラエンジニアは、DBサーバーに関して以下のような仕事を担当します。
1. サーバーの構築
DBサーバー用のコンピューターを用意し、データベースソフトウェア(MySQL、PostgreSQL、Oracle など)をインストールして、使える状態にセットアップします。 最近では、物理的なサーバーを用意するだけでなく、AWSなどのクラウドサービスを使って、Webブラウザ上の操作だけで瞬時にDBサーバーを構築することも一般的になっています。
2. 性能の最適化
大量のデータを素早く処理できるよう、メモリやCPU、ストレージの設定を調整します。図書館でいえば、本棚の配置を工夫して、司書さんが効率よく動けるようにする作業です。
3. セキュリティの確保
大切なデータが盗まれたり、壊されたりしないように、アクセス権限の設定やファイアウォールの構築を行います。
4. バックアップと冗長化
万が一のトラブルに備えて、データのバックアップを定期的に取得するのはもちろん、サーバーが1台故障してもシステムが止まらないよう、予備のサーバーを用意して二重化(冗長化)する構成を作るのも重要な仕事です。
5. 監視と運用
24時間365日、DBサーバーが正常に動いているかを監視し、問題があれば対処します。
DBサーバーが使われている身近なサービス



実は、私たちの日常生活でもDBサーバーは大活躍しています。
- SNS(X、Instagram など) → 投稿やフォロワー情報の管理
- ネットショッピング → 商品情報、在庫、注文履歴の管理
- 銀行のATM → 口座残高や取引履歴の管理
- スマホゲーム → プレイヤーデータやランキングの管理
これらのサービスの裏側では、必ずDBサーバーが動いているのです。
WebサーバーとDBサーバーの違い



よく混同されるのが「Webサーバー」と「DBサーバー」です。
| 種類 | 役割 | 例え |
|---|---|---|
| Webサーバー | Webページを表示する | お店のショーウィンドウ |
| DBサーバー | データを保管・管理する | お店のバックヤード(倉庫) |
お客さん(ユーザー)がWebサイトを見ると、Webサーバーが画面を表示し、必要なデータはDBサーバーから取り出して表示する、という連携プレーが行われています。
なぜ分かれているかというと、重要なデータが入った「倉庫(DBサーバー)」にお客さんが直接入れないようにするためです。必ず「店員(Webサーバー)」を通すことで、セキュリティを守っているのです。
まとめ
DBサーバーとは、大量のデータを安全に保管し、必要なときにすぐ取り出せるようにする「データの管理人」のような存在です。



インフラエンジニアは、このDBサーバーを構築・運用・保守することで、私たちが毎日使うWebサービスやアプリを支えています。目には見えませんが、インターネット社会を陰で支える重要な仕事なのです。





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