インフラエンジニアが言う「クラスタ」って何?|5分でわかるIT用語

目次

はじめに

夜籟    INFRA総務部長

IT業界で働いていると、「クラスタ構成にしておいて」「クラスタが落ちた」といった言葉を耳にすることがあります。
この「クラスタ」、実は私たちの日常生活にも通じる、とてもシンプルな考え方なんです。


クラスタの意味:ひとことで言うと

夜籟    INFRA総務部長

クラスタ(Cluster) とは、英語で「房(ふさ)」や「群れ」という意味です。

インフラエンジニアの世界では、「複数のコンピュータ(サーバー)をまとめて、1つのシステムとして動かす仕組み」 のことを指します。


身近な例えで理解しよう

夜籟    INFRA総務部長

🍇 ブドウの房をイメージしてみてください

ブドウは1粒だけでも食べられますが、房(クラスタ)になっていると

  • たくさんの粒が集まっている
  • 1粒なくなっても、まだたくさん残っている
  • 房全体として「ブドウ」と認識される

ITのクラスタも同じです。複数のサーバーが集まって、1つの「かたまり」として働きます。


🏪 コンビニで例えるともっとわかりやすい

クラスタなし(サーバー1台だけ)の場合

想像してください。あなたの街にコンビニが 1軒しかない 状況を。

  • その1軒が休業したら? → 買い物ができない
  • お客さんが殺到したら? → レジが大混雑

クラスタあり(サーバー複数台)の場合

同じ通りに 同じチェーンのコンビニが3軒 あるとしたら?

  • 1軒が休業しても → 入り口の看板が自動で「あっちの店へどうぞ」と案内してくれるから、他の2軒で買い物できる。
  • お客さんが増えても → 誘導員さんが空いている店へ振り分けてくれるから、混まない。

この「案内板」や「誘導員」の役割(ロードバランサーなど)も含めて、ひとつのシステムとして動くのがクラスタの凄さです。


クラスタを使う2つの大きな理由

1. 止まらないシステムを作るため(高可用性)

サーバーも機械なので、いつか壊れます。でもクラスタ構成なら:

サーバーAが壊れても → サーバーBが引き継ぐ → サービスは止まらない

銀行のATMや、ショッピングサイトなど「止まったら困るサービス」では必須の仕組みです。

2. たくさんの処理をさばくため(負荷分散)

1台では処理しきれない大量のアクセスも、複数台で分担すれば:

100万アクセス ÷ 10台 = 1台あたり10万アクセス

YouTubeやAmazonのような大規模サービスは、何千台ものサーバーをクラスタ化しています。


よく聞く「クラスタ」の種類

種類目的イメージ
HAクラスタ止まらないこと重視控えの選手がいつでもスタンバイ
負荷分散クラスタ処理能力アップ複数のレジで同時に対応
HPCクラスタ超高速計算大勢で一斉にジグソーパズルを解く

※HA = High Availability(高可用性)、HPC = High Performance Computing(高性能計算)


まとめ

ポイント内容
クラスタとは複数のサーバーを束ねて1つのシステムにすること
メリット①1台壊れても止まらない(信頼性UP)
メリット②大量アクセスをさばける(性能UP)
身近な例同じチェーンのコンビニが複数あるイメージ

おわりに

「クラスタ」は難しそうに聞こえますが、要は 「みんなで協力すれば、1人より強い」 という単純な発想です。

インフラエンジニアは、この「協力体制」をサーバーの世界で作り上げる仕事をしているんですね。

夜籟    INFRA総務部長

次に「クラスタ」という言葉を聞いたら、ブドウの房やコンビニのチェーン店を思い出してみてください。きっとスッと理解できるはずです。

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この記事を書いた人

ITTIのアバター ITTI 運営長

ITTI運営長
調べものと学ぶことが止められなくなり、現在は以下の4ブログを運営中:
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目標資格:情報処理安全確保支援士(学ぶこと多すぎて道のりは遠いですが、毎日コツコツ進めています…泣)

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